先日、篠山に行ってきました。
篠山と言えば、牡丹鍋（ぼたん鍋）！
そう猪のお肉を食べるお鍋ですね。
篠山に着くと至る所に“ぼたん鍋”の提供しているお店の看板と猪の絵があります。
なんでそこまで猪が有名なのかは、ちょっと分かりませんが、全国的にみても篠山は猪で有名です。
そんな猪の街を代表する、ぼたん鍋屋さんと言えば『奥栄』
ちなみに皆さんは猪肉を食べたことありますか？
私は10年くらい前に、一度大阪の友人宅で食べたことがあります。
なんでも猟師の人がいて、もらったとか何とかで。
その時の食べた印象では、ケモノ臭く、固いというイメージしかありません。
それから約10年。
本場で猪肉を食らおうと思い篠山の奥栄さんまでやってきた訳です。
猪肉料理専門店 奥栄
店内はとってもレトロな感じです。
天井は高く、席は囲炉裏風。
実際は囲炉裏になっているところに七輪を入れて鍋を煮詰めます。
席数は、8人掛けのテーブルが３つに、座敷が５つだったような・・・
8人掛けは、4人・4人の組に分けて座ることが多いみたいです。
ちょっと日本昔話にでてくるイメージですね。
駐車場も広くて、車10台くらいは停めれると思います。
観光用の大型バスもいけます。
篠山産の猪のみを使用
まずぼたん鍋って、どうしても冬のイメージですが、ここ奥栄さんでは一年中新鮮な猪肉が食べられるそうです。
何故なら、自家牧場で猪を飼育しているからです。また地元の猟師さんからも仕入れているそうです。
ということは、奥栄さんでは、本物の篠山の猪だけを使用していることになります。
純篠山ブランドってやつです。すばらしい。
ぼたん鍋
いくつか猪を使った料理はありますが、奥栄さんの王道は『ぼたん鍋』です
あっさりとした秘伝の味噌ダシに、野菜と新鮮な猪肉をお鍋で煮込みます。
一見、味噌だしって濃いイメージですが、これがびっくりするほど、あっさり。
お汁をガブガブ飲んでしまうほどです。
猪の肉は、新鮮で柔らかくヘルシー。
牛肉だったらいっぱい食べられないオレでも猪肉はどんどんいけてしまいます。
新鮮なのでケモノ臭ささや固さはありません。
10年前、友だちの家で食べた猪とは全く違いました。
その新鮮さが大事ということもあって、注文が入ってからスライサーで切って提供してるみたいです。
また野菜は11月からは自家栽培の篠山産の野菜を使うそうです。
〆の卵かけご飯が最高
最後の〆は、雑炊ではなく卵かけご飯です。
まず卵を鍋に割れないように落とします。ふたをして卵を程良く煮詰めます。
それをご飯の上に猪肉と野菜のエキスが濃縮されたダシと一緒にのせます。
卵かけご飯というよりは、ビジュアルは完全に雑炊って感じですが、ダシと卵が絡み合って、これ絶妙です！！
絶対に、〆の卵かけご飯まで食べてもらいものです。
だからちょっと余力を残しておいてくださいね。
ぼたん鍋の前は焼肉
ぼたん鍋を食べるのは当たり前ですが、その前に焼肉を食べるのが通な食べ方です。
七輪に鍋を入れてもらう前に、石をおいてもらい、その上で猪肉を焼きます。
この匂いがもうたまらんです！！
食欲全開ですわ。
２、３枚、猪肉の焼肉を愉しんでからぼたん鍋を食べる。
奥栄で他に食べれるもの
鍋では、ぼたん鍋以外に、「猪すき焼き」と「猪しゃぶしゃぶ」があります。
これは食べなかったので分かりませんが、店主いわくおいしいとのこと。
あと、鹿肉のタタキもあります。
秋には松茸もあるそうですが、仕入れがその日にならないと分からないとのことです。
行ってあればラッキー程度に思ってほしいそうです。
もちろん松茸も篠山産です。
4月～9月のお昼は、丹波産の蕎麦粉を100%使用した手打ち十割田舎蕎麦をやっています。
これがまたびっくりするくらいおいしいく、強いコシとクセになる歯ごたえがたまらんです。
特にとろろ蕎麦は、丹波篠山特産の山の芋「霧芋」を使用しており、強い粘り気と濃い味が特徴です。
山芋のとろろとは全然違います。
予約・アクセスについて
11月くらいからは、週末に来店されるなら早めに予約をした方がいいです。
夏場は空いているそうなので、飛び込みでも大丈夫だと思いますが、電話予約が必要です。
最大50人くらいは座れると思うので、バスなので観光を兼ねて大勢で利用することもできると思います。
TEL：079-552-4441
営業時間：11時～21時(ラスト19時)
所在地：兵庫県篠山市藤岡奥492-5
是非、篠山にいったらおいしいぼたん鍋を食べてきてくださいね。
オススメ度：100％
コメント